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今回は、「将棋界一番長い日」と呼ばれるA級順位戦9回戦から佐々木八段と佐藤九段の対局を棋譜を通してご案内します。
勝ち星6勝(2敗)を挙げてトップを走る佐藤九段が勝利すれば、文句なく藤井名人への挑戦権を手にすることになりますが、次の通り佐藤九段が敗れて永瀬九段とのプレーオフへ進みました。
対局日時:2025年2月27日09:00
棋 戦:第83期順位戦A級9回戦
先 手:佐々木勇気八段
後 手:佐藤天彦九段
手合い:平手
持ち時間:40分
最終手数・消費時間:127▲332△359
戦 型:三間飛車
《成績順》~A級順位戦
【略歴】
(敬称 略)
名 前 佐々木 勇気(ささき ゆうき)
生年月日1994年8月5日(30歳)
プロ入り年月日 2010年10月1日(16歳)
棋士番号 280
出身地 埼玉県三郷市
師 匠 石田和雄九段
竜王戦 1組(1組:3期)
順位戦 A級(A級:1期)
今年度成績 29勝19敗(0.6041)
名 前 佐藤 天彦(さとう あまひこ)
生年月日 1988年1月16日(37歳)
プロ入り年月日 2006年10月1日(18歳)
棋士番号 263
出身地 福岡県福岡市
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 中田功八段
竜王戦 2組(1組:9期)
順位戦 A級(A級以上:9期)
今年度成績 21勝12敗(0.6363)
【次の一手】
▶74手目☖3四馬まで。先手番。
☗5七香に5六にいた馬を3四へ引いた局面になります。
次で、AI(水匠3)による《最善手》を分析します。
あなたはどんな手が浮かびますか。
では、棋譜に沿って順に<次の一手>に至る局面をご案内しましょう。
▶14手目☖3二飛
後手は三間へ飛車を振りました。佐藤九段はスッカリ振り飛車派になっているようです。
▶25手目☗4四歩
後手は飛車、角、銀で守備態勢ができていますが、先手は角一枚の攻めで大丈夫でしょうか。
▶28手目☗6二銀
ここで、銀を開いたわけは?☗4五歩打ちには☖同銀と強く出るのでしょうか。
▶32手目☖8八角成
角交換になりました。後手側から☖4五飛で桂も入手できますね。
▶48手目☖4七角打ち
いや~強手できましたね。
▶69手目☗3三歩
飛車取り、銀取りに3三歩ですか。おいらにはとても浮かばない手ですね。
この先は【棋譜】でごゆっくりご覧ください。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
リリース 1968年2月25日
レーベル CBS/日本コロムビア
(オリジナル)
テイチクエンタテインメント
(セルフカバー)
作詞 橋本淳
作曲 すぎやまこういち
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《味のある手筋》
最善手▶74手目☗3五銀。
本譜は☗4五桂打ちで《悪手?》と分析。
4五桂も3三金取りと5三桂成の両方を狙った良い手に見えますが・・・。
形勢グラフでは先手優勢で推移。
【棋譜】
棋譜に沿って、一手ごと駒が進みます。初手から終局までごゆっくりどおぞ( *´艸`)
このサイトは棋譜をcsa形式にも対応しているので、とても便利です。
▶最終局面127手目☗9四歩に後手は投了しました。
勝利した先手・佐々木八段は今期5勝4敗で終了。A級を維持しました。
敗れた佐藤九段は6勝3敗で同じ勝ち数に並んだ永瀬九段とのプレーオフに進み、藤井名人への挑戦権争いに向かいます。
《解析》
悪手:先手2、後手2
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
お疲れ様です。
どおぞ一服して召し上がれ。
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“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女流二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
最後までお付き合いくださり有難うございました。