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今回は近藤七段と斎藤四段の対局を棋譜を通して、《次の一手》をご一緒に考えてみたいと思います
近藤七段はB級1組ゆえ、予選免除で本戦出場。そして、斎藤四段は予選を3連勝で通過しての本戦初出場。藤井七冠の師匠杉本八段門下振り飛車党の若手有望棋士。
本戦出場棋士:50名
シード棋士:31名。
予選通過者18名。
女流棋士1名。
第73回予選トーナメント(今期)からご案内します。
今期のNHK杯将棋トーナメントは次の出場棋士50名の戦いになります。
放送日時:2024年7月14日10時30分
先 手:近藤誠也七段
後 手:斎藤裕也四段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦 型:三間飛車
解 説:澤田真吾七段
【略歴】
(敬称 略)
名 前 近藤 誠也(こんどう せいや)
生年月日 1996年7月25日(27歳)
プロ入り年月日 2015年10月1日(19歳)
棋士番号 303
出身地 千葉県八千代市
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 所司和晴七段竜王戦 2組
順位戦 B級1組
今年度成績 3勝1敗(0.7500)
名 前 齊藤 裕也(さいとう ゆうや)
生年月日 1997年5月29日(27歳)
プロ入り年月日 2022年10月1日(25歳)
棋士番号 334
出身地 三重県桑名市
所 属 日本将棋連盟(関西)
師 匠 杉本昌隆八段
竜王戦 6組
順位戦 C級2組
今年度の成績 7勝7敗(0.500)
▶28手目☗6五銀。
角のアタマの歩を狙いの銀出。アマチュアでもよく指される手筋。私も「ちょっかいの銀出」と呼んで指すこともあります。
▶29手目☗7五歩。
6五銀出には様々な応手があります。その一つが本譜☖7五歩。
☖6五銀と出られる前に、☗6六歩や☗6六銀が考えられます。
▶44手目☖3三角。
5一角から3三角に戻しました。
先手アナグマ玉にはうるさい存在です。
▶48手目☖6五歩。
後手が宣戦布告を仕掛けてきました。
先手は☗6六銀と出たものの、5七から6六へ出た銀をまたもとの位置に戻すのはつらいでしょう。(解説の澤田七段)
▶50手目7七銀成。
後手は☗7七銀と引いた銀と交換に出ました。
【次の一手】
▶51手目☗7七同金まで。後手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。私には浮かびません。
佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
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《最善手》
▶52手目☖5八銀打ち。
本譜も同じく☖5八銀打ち。
この銀打ちが最善手なんですね。私には到底浮かばない一手。
形勢はこの時点でもほぼ五分。難しい将棋が続きます
《味のある手筋》
▶52手目☖5八銀打ち(下図)。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶141手目☗8九玉(下図)まで後手投了。
後手は先手玉を追い切れず、投了しました。両者粘っての将棋で熱闘の対局でした。
勝利した近藤七段は、2回戦で羽生善治九段と対戦予定です。楽しみです(^^♪
《評価》
悪手:先手6。後手7。
何処でもアイスコーヒー。
◩四季の花
左から〈アジサイー十二単(じゅうにひとえ)〉、〈カルミア〉。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
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“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。