ようこそ!
お越しくださいました。
今回は三浦九段と徳田四段の一戦を棋譜を通して、《次の一手》をご一緒に考えてみたいと思います
三浦九段はB級1組ゆえ、予選免除。そして徳田四段は予選を3連勝で本戦初出場のイケメン若手有望棋士。
三浦九段は徳田四段を「勝率が高く、強敵」と評価しています。
解説の村山八段は両棋士について「お二人は、居飛車党で今回は《相掛かり》」が予想されます。
本戦出場棋士:50名
シード棋士:31名。
予選通過者18名。
女流棋士1名。
第73回予選トーナメント(今期)からご案内します。
今期のNHK杯将棋トーナメントは次の出場棋士50名の戦いになります。
放送日時:2024年7月7日10時30分
先 手:三浦弘行九段
後 手:徳田拳士四段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦 型:相掛かり。
解 説:村山慈明八段
読み上げ:和田あき女流二段
【略歴】
(敬称 略)
名 前 三浦 弘行(みうら ひろゆき)
生年月日 1974年2月13日(50歳)
プロ入り年月日 1992年10月1日(18歳)
棋士番号 204
出身地 群馬県高崎市
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 西村一義九段
タイトル獲得合計 1期
一般棋戦優勝回数 3回
竜王戦 2組(1組:13期)
順位戦 B級1組(A級:19期)
今年度成績 3勝1敗(0.7500)
名 前 徳田 拳士(とくだ けんし)
生年月日 1997年12月9日(26歳)
プロ入り年月日 2022年4月1日(24歳)
棋士番号 332
出身地 山口県周南市
所 属 日本将棋連盟(関西)
師 匠 小林健二九段
竜王戦 6組
順位戦 C級2組
今年度成績 1勝3敗(0.2500)
▶17手目☗3七桂。
解説・村山八段の予想通り、両者《相掛かり》の戦型に進みました。
後手8六飛により3六歩が取られるのではないかという心配は無用ですね。
8六飛車が8筋から離れると☗8二歩打ちの反撃が予想されます。
▶19手目☗2四歩。
飛車先の歩を突いて歩を切るのは基本手筋。
《十字飛車》で7四歩も頂戴する狙いでしょう。
▶23手目☗7四飛。
横歩取りに似た一手で歩得しました。
この先の先手の狙いは・・・?私には予想できます。
▶25手目7六飛。
先手は7六飛と飛車の交換を強要しました。これは後手の布陣から飛車を交換したいでしょう。
.
▶50手目6五銀左。
後手は☗5五歩打ちに、6五銀左と強くぶつけて銀交換を要求してきました。
【次の一手】
56手目☖3六歩打ちまで。先手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。迷いそうですね。
佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
ポチっと応援していただけたら励みになります。
↓ ↓ ↓
|
《最善手》
▶57手目☗2三銀(不成)。
本譜は3六同飛。先手も迷いましたかね。
AIは☗3六飛を悪手とまで指摘しています。
先手は「☗3四銀を指した時点までは☗2三銀を考えていたはず」と思いますが、☖3六歩打ちで迷いましたかね。
形勢は後手有利に変わりました。考えが変わって勝敗にも影響が表れたかもしれません。
《味のある手筋》
▶56手目3六歩打ち(下図)。
57手目☗2三銀不成を見たかった。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶128手目☖5七銀打ち(下図)まで先手投了。
後手徳田四段が三浦九段を破りました。随分迷わせる一手で、手ごわい若手が出現しました。
たた、双方に悪手が目立ちますね。
勝利した徳田四段は2回戦でA級棋士・中村太地八段との対戦予定です。楽しみです(^^♪
《評価》
悪手:先手8。後手8。
何処でもアイスコーヒー。
◩四季の花
左から〈アジサイー十二単(じゅうにひとえ)〉、〈カルミア〉。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
ポチっと応援していただけたら励みになります。
↓ ↓ ↓
|
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
|
最後までお付き合いくださり有難うございました。