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お越しくださいました。
いよいよ、藤井聡太名人への挑戦者が決まるA級リーグ戦が開戦しました。
今期A級棋士10名の中であなたはどの棋士が挑戦権を獲得するでしょうか?楽しみです(^^♪
そうした10名の激戦の中で、今回佐々木勇気八段と豊島将之九段の一戦を棋譜とともに、《次の一手》を取り上げてみたいと思います。
開始日時 :2024/06/19 9:00:00
棋 戦 第83期順位戦A級1回戦
先 手 藤井聡太叡王
後 手 伊藤 匠 七段
手合い 平手
場 所 名古屋将棋対局場
持ち時間 6時間
手 数 105▲356△359
戦 型 角換わり腰掛銀
▶10手目☖7七角成
戦型、角換わりのスタート。
▶36手目☖5四銀。
両者の銀が向き合ったところで、戦型《角換わり腰掛け銀》の誕生です。この辺りからがぜん、両者の駆け引きが始まります。
▶42手目☖3一玉。
後手玉は、38手目5二玉→40手目4一玉と迷走しているかのようにも見えます。
先手玉も、39手目6九玉から方向転換の5八玉。
角換わり腰掛け銀のむずかしさでしょうか?
▶43手目☗4五銀。
先手が仕掛けました。
【次の一手】
▶88手目☖8八竜まで。先手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。
佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
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《最善手》
▶89手目☗3三桂成。
本譜は☗2四桂打ち。
どちらも優劣が付きかねる難しい判断。
AIの分析ではこの辺りでは形勢は先手有利から互角へ変化。
《味のある手筋》
▶89手目☗2四桂打ち。
☗2四桂☖同歩☗同歩と先手は桂を失い、駒損に見えるが、☗2四歩が残り、先手は後手玉に厳しく詰め寄ることができる。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶105手目☗3三銀(下図)まで後手投了。
開戦の初戦を白星で飾った佐々木八段。危ない局面もあっての逆転勝利。まずます結果を残して次の対局へ期待をのぞかせます。
。
《評価》
悪手:先手4。後手5。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
最後までお付き合いくださり有難うございました。