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お越しくださいました。
今回は、NHK杯将棋トーナメント2回戦から三浦九段と永瀬九段の対局をご案内します。
永瀬九段は冠(王座タイトル)が消えて淋しいですね。放送中は録画なので、解説の木村九段と司会中村女流二段は尾「永瀬王座」と呼んでいました。
【NHK杯将棋トーナメント2回戦第11局】
放映日:2023-10.15.10:30
先 手:三浦弘行九段
後 手:永瀬拓矢九段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:各10分。使い切ったら30秒。但し、1分単位で10回の考慮時間。
戦 型:横歩取り
解 説:木村一基九段
▶22手目☖7四飛
両者【横歩取り】へ進み、飛車が向き合いました。
これから、激しい応酬戦へと進展します。
双方の玉は「中住まい」ですね。
▶29手目☗2二歩打ち
後手が☖8六歩と「垂らしの歩」で手作りすると、先手は攻め合いの☗2二歩で対抗。
▶31手目☗2一歩成
先手は後手の☖8六歩成に構わず、☗2一歩成で桂を入手。負けていません。
ここから先、中盤~終盤の展開へ。
▶35手目☗3二と
ここで、わずか35手目☗3二とで先手は【詰めろ】をかけています。ただし、手番は後手ですから、後手はどのような策を講じるでしょうか。
【次の一手】
45手目☗4八玉まで。後手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな手が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
《最善手》
▶46手目7二玉。
7二玉は解説・木村九段も候補に挙げていましたが、本譜は木村九段も驚ロきながらも永瀬九段らしい「勝ちを意識した安全な一手」と評価。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶82手目☖1四歩まで先手投了。
小生は序盤の激しい攻め合いで将棋盤にくぎ付けされました。一歩も引かない両者の気迫に50手ほどでどちらかが終わってしまうのではないかと思わせる熱い戦いに楽しませていただきました。
永瀬九段が勝ち進めば、藤井NHK杯と準決勝でぶつかるかもしれませんね。楽しみです(^^♪
《評価》
◩味のある手筋
37手目☗7八歩打ちに☖同飛成に☗6八金と竜をはじき返す手は先手は「詰めろ」がかかっていて良さそうに思えるが、木村九段は「39手目☗6八金では☖6九銀☗5九玉☖5八金以下先手玉は詰まされるので、39手目☗6八桂と受ける」と解説。
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。