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メディアを通して既にご存じでしょうが、
地元愛知県のみなさんの応援のみならず、日本中が注目した王座獲得に王手をかけている第4局で藤井七冠は残るタイトル《王座》を手中にしました。
師匠・杉本昌隆八段も自慢の弟子に鼻高々ではないでしょうか。
終盤で大逆転勝利で手中に収めた王座戦第4局を「棋譜」とともに《次の一手》を取り上げながら振り返りたいと思います。
永瀬王座は本局を振り返り、「123手目☗5三馬で奈落の底へ。もう1局指したかった。」
【王座戦五番勝負第4局】
開始日時 2023-10-11 09:00:00
棋 戦 第71期王座戦 五番勝負第4局
先 手 永瀬拓矢 王座
後 手 藤井聡太 竜王・名人
手合割 平手
場 所 京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」
時 間 5時間
消費時間 138▲300△300
戦 型 角換わりその他
▶10手目7七角成
両者慣れた道筋でしょう。先手は後手の注文「角交換」を受け入れました。
▶28手目2二歩打ち
☖2三歩打ちではなく、こういう受けをするもんなんですね。
▶47手目74歩打ち
中盤の攻防。
先手からの桂取りですが、ちょっと待って~後手の飛車が《王手》で成り込んできますよ。黙認するんですねぇ。
▶87手目5四歩打ち
形勢はどうなんでしょう。両者いい勝負のように見えますが・・・。
【次の一手】
122手目☖5五銀打ちまで。先手番。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
《最善手》
123手目☗4二金打ち。
AIは本譜☗5三馬には悪手?と分析。形勢は先手勝勢から後手勝勢へ大転換。
「一手の重み」と言えるでしょう。先手には悔やみきれない一手になりますね。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
▶139手目☖5六歩打ちまで先手投了。
藤井七冠は大したもんですね。お互い研究熱心で気心も分かりあっている仲と聞いていますが、その中で激闘を制しての前人未到の八冠達成に心からお祝い申し上げます。
破れたとはいえ、両者仲良く悪手が4つ。藤井新王座と10歳年上の永瀬前王座との対局はこれからも記憶に残る棋譜が見られることでしょう。
楽しみです(^^♪
《評価》
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