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さて、今回は藤井棋聖への挑戦権獲得を目指す「棋聖戦二次予選」からレジェント・羽生九段と今期Ａ級入りを果たした小生が期待をかける棋士・中村八段の対局を棋譜を通してご案内したいと思います。
ご案内の通り、以前に中村八段は将棋フォーカスでは講師を担当し、指導能力は高く、多くの将棋ファンに親しまれ、私も応援している棋士の一人です。
プロ高段者同士の対局から、《方向性》や《手筋》を学んでご一緒に腕を磨いてまいりましょう(^^♪
【棋聖戦二次予選】
開始日時 2023-11-02 10:00:00
棋 戦 ヒューリック杯第95期棋聖戦 二次予選
先 手 羽生善治 九段
後 手 中村太地 八段
手合割 平手
場 所 東京・将棋会館
時 間 ３時間
消費時間 86▲179△175
戦 型 横歩取り
▶１７手目３四飛
初手☗２六歩から☖８四歩で始まった＜相掛かり＞から《横歩取り》へ進展。いつも見慣れた手順ですね。
▶５０手目３四歩打ち
先手の飛車が窮屈になりました。さて、先手はどんな対応をするでしょうか。
▶６０手目５六桂打ち
前の手☗８五飛の先手からの飛車交換の注文に「王手が先手」の☖５六桂打ち。
これは放置できませんね( *´艸｀)
【次の一手】
６４手目☖４八桂成まで。先手番。
私はアレを予想していました。
次で、AI（水匠２）により《最善手》を分析します。
◩『日進月歩』～佐々木勇気五段（当時）
【将棋の森】（代表・女流三段高橋和（たかはし やまと））で優勝した際に授与していただいた記念品。
◩朝日を浴びるコハクチョウ
瀬戸川緑地（焼津市)
【最善手】
▶６５手目☗５四歩打ち。
私もこの手を予想していました。
本譜は☗７四歩打ちでした。
こののち、指し手が２手進んで☗５四歩を指しています。失礼ながら、手順前後と言えないでしょうか？
未熟な小生ですが、テッキリ☗５四歩打ちと推察していました。
６六桂との連携で、
＜味のある手筋＞と言えるではないでしょうか。
【棋譜】
初手から再生してごゆっくりどおぞ(^^♪
▶８６手目☖７五桂打ちまで先手投了。
中村八段が羽生九段を破り、次のステップで二次予選突破に挑みます。
悪手の数の差が勝敗を分けたのでしょうか？
それとも、手順前後が勝敗を分けたのでしょうか。
《評価》
お疲れさまでした。どおぞ一服してください。
◩将棋はコミュニケーション
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ～って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
感想戦では、藤井八冠と永瀬九段のような良きライバル関係が生まれるかもしれませんね( *´艸｀)
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