ようこそ!
お越しくださいました。
今回は、NHK杯将棋トーナメント2回戦から菅井八段と1回戦で山崎隆之八段を破って乗り込んだ藤森五段の対局を棋譜を通してご案内します。
また、藤森五段が本局の解説をご自身のYouTubeチャンネル《将棋放浪記》にアップしてますから、ごゆっくりいただければと思います( *´艸`)
【NHK杯将棋トーナメント2回戦第12局】
放映日:2023-10.22 10:30
先 手:菅井達也八段
後 手:藤森哲也五段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:各10分。使い切ったら30秒。但し、1分単位で10回の考慮時間。
戦 型:相振り飛車
解 説:杉本和陽五段
司会・中村桃子女流二段が「相振り飛車になりましたね。」との言葉に、解説の杉本五段は「相振り飛車と言えるのか(?)」と言及。
▶12手目☖2二飛
先手ゴキゲン中飛車に、後手は【向い飛車】へ進む。
これを見て、中村女流二段は「相振り飛車」と発言。
観る方にはこれからが楽しみです。
▶24手目☖8二飛
後手としたら、2二飛は先手を迷わせる誘導作戦?にも見えますが、私にはこの2手(2二飛~8二飛)が勝負の明暗を分けることになったのではないかと映ります。
アマチュア相手なら通る手もプロ高段者の対局ではいかがなものか?
▶49手目☗4五歩
後手☖5四歩に、☗4五歩で反撃。プロらしい常道の手筋で切り返す。
角道が通り、先手としたら☗2五桂~☗13桂成を狙う手立ても照準に入って、手が広くなったんではないでしょうか。
▶54手目☖2二角
4四角から2二角へ引いたところですが、この手はどうなんでしょうか。玉に壁を作りいかにも息を吸うのが苦しく映る。
3三角~4二角は手数がかかり、その間に攻め込まれる可能性もあって、無理かもしれないが3三桂はなかったのかなぁ・・・?
【次の一手】
▶58手目☖8六歩まで。先手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな手が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
《最善手》
▶59手目☗8六同歩。
ここは素直に応じるのが自然な一手のようです。
本譜は☗4四歩打ちでした。
解説・杉本五段は「殴り合いの戦い」になりませんか。
4九飛の存在が大きく働いてきます。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
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※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶83手目☗4三歩成まで後手投了。
菅井八段が攻守にわたり手堅い攻守という印象で快勝譜ではないでしょうか。
一方、藤森五段は考え過ぎがあったのではないでしょうか。
終盤の寄せでは藤森玉は持ちこたえができないことは未熟な私にも予想することができました。
先手は序盤の作戦におぼれた結果?でしょうか。
振り飛車党の私ですから、味のある手ー菅井流4九飛が輝きました(^^♪
《評価》
《将棋放浪記~藤森哲也五段自戦記》
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。