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お越しくださいました。
今回は、NHK杯将棋トーナメント２回戦から広瀬八段と中村八段の対局を棋譜を通してご案内します。
広瀬八段は、本局が初めての登場。中村八段は阿部七段を破っての２回戦登場です。
放送日時：２０２３年１１月１２日１０時３０分
先手：広瀬章人八段
後手：中村太地八段
手合い：平手
持ち時間：１０分。使い切ったら、１分単位で１０回の考慮時間がある。
戦型：横歩取り
解説：丸山忠久九段
司会：中村桃子女流二段
【略歴】
名 前 広瀬 章人（ひろせ あきひと）
生年月日 1987年1月18日（36歳）
プロ入り年月日 2005年4月1日(18歳)
棋士番号 255
出身地 北海道札幌市
所 属 日本将棋連盟（関東）
師 匠 勝浦修九段
竜王戦 1組（1組以上：4期）
順位戦 Ａ級（Ａ級：10期）
今年度成績 9勝10敗(0.4736)
名 前 中村 太地（なかむら たいち）
生年月日 1988年6月1日（35歳）
プロ入り年月日 2006年4月1日（17歳）
棋士番号 261
出身地 東京都府中市
所 属 日本将棋連盟（関東）
師 匠 米長邦雄永世棋聖
竜王戦 4組
順位戦 A級（A級：1期）
今年度成績 6勝8敗(0.4285)
▶１５手目☗３四飛
先手は、お馴染みの「相掛かり」から進展しての《横歩取り》。
先手は＜一歩＞駒得しました。
▶２２手目☖６二玉
解説・丸山九段は、この手に「中村八段の工夫が見られる。」
フツーは☖５二玉。
《味のある手筋》
▶４７手目☗５六飛
先手は☗５六飛と飛車交換を迫りました。
これは後手も応じざるを得ないでしょう。ただ、双方の陣形を比較すると、先手陣は飛車打ち込みにはスキがない陣容で１本取った感じ。対して後手陣は飛車の打ち込みには少々劣るかな。
これは《味のある手筋》でしょう。
先手の作戦が功を奏した格好です。
▶５８手目７六飛打ち
解説・丸山九段「ここで手がないと・・・、先手が息切れしないように。」
◩AIは先手６２％で有利と分析。
６５手目☗６六桂打ちまで。
▶７０手目☖６三玉
解説・丸山九段「２五銀が浮いてますね。☗２五飛成と銀を取ると、☖５七桂成で７五飛が２五竜を素抜きする。」
怖い手があるんだなぁ。
◩AIは先手有利が１％まで下降したと解析。
なんと！☖３九飛打ちで大逆転。
１４４手目☖３九飛打ちまで。
【次の一手】
▶１２２手目☖４六銀打ちまで。先手番。
次で、AI（水匠２）による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな手が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段（当時五段）～「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表）の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
《最善手》
▶１２３手目☗５四馬。
ここは守りより攻めの一手ですか。
本譜は☗３九桂打ちでした。
未熟な小生には☗３九桂打ちは「手厚い手に見えて、これで負けないぞ。」という内心、勝ちを確信できる一手に見える。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸｀)
<p
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(｡･ω･｡)ﾉ♡
【投了図】
▶１４６手目☖３六銀打ちまで先手投了。
先手の気迫が勝ったのでしょうか。
優勢や有利で６０％程度はひっくり返されることがあるってことですね。
激戦を観させていただき、楽しませていただきました。
悪手は双方ともに７つとやや多め。
中村先生、この勢いで決勝まで応援してます(｡･ω･｡)ﾉ♡
《評価》
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ～って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
◩私が将棋が好きになったキッカケ
はてなブックマークをお気軽にどおぞ(｡･ω･｡)ﾉ♡
最後までお付き合いくださり有難うございました。
