ようこそ!
お越しくださいました。
今回、NHK杯将棋トーナメント1回戦第6局をご案内します。
今回登場のお二人の対戦成績は1勝1敗の五分。渡辺七段は連続4回本戦出場になります。 凄い(。・ω・。)ノ♡
NHK杯本戦への出場は3戦3勝しないと出場権はありませんから大変です。
両者は居飛車党なので予想としては《相掛かり》でしょうか( *´艸`)(佐々木八段)
本戦出場棋士:50名
シード棋士:31名。
予選通過者18名。
女流棋士1名。
第73回予選トーナメント(今期)からご案内します。
今期のNHK杯将棋トーナメントは次の出場棋士50名の戦いになります。
なお、今回もTV観戦でkiffor windowsにより棋譜を綴っています。
放送日時:2024年5月12日10時30分
先 手:渡辺和史七段
(5月9日渡辺和史七段は六段から昇段。おめでとうございます!!)
後 手:八代弥七段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦 型:相掛かり
本局は中盤の二人の駆け引き(読みの戦い、ねじり合い)を楽しませていただきました。
途中で、攻める方向性変わった点で、小生の棋力でも先手の形勢が苦しくなったのがつかめたし、楽しかった。面白かった。
【略歴】
名 前 渡辺 和史
生年月日 1994年10月6日(29歳)
プロ入り年月日 2019年10月1日(24歳)
棋士番号 319
出身地 東京都新宿区
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 豊川孝弘七段
竜王戦 5組
順位戦 B級2組
今年度成績 2勝0敗(1.0000)
名 前 八代 弥
生年月日 1994年3月3日(30歳)
プロ入り年月日 2012年4月1日(18歳)
棋士番号 287
出身地 静岡県賀茂郡
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 青野照市九段
竜王戦 2組(1組:2期)
順位戦 C級2組
今年度成績 1勝3敗(0.2500)
▶12手目☖9四歩。
後手はここまで、先手が指す手に追随して対照形で進んでいます。
▶14手目8六歩。
歩の名言:「仕掛けは歩の突き捨てから」
後手は、飛車先の歩を切りました。
▶56手目3四歩打ち。
この歩はタダですね。詳しくは後ほど。
▶87手目☗2七香打ち。
☗2七香の2弾ロケット。このままでは2三の地点が危ない。どんな守り方をするでしょうか。
【次の一手】
▶94手目☖9三角まで。先手番。
ここまで2筋の2七香のロケットが不発。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
ポチっと応援していただけたら励みになります。
↓ ↓ ↓
《味のある手筋》
▶56手目3四歩打ち。
解説・佐々木八段曰く、「この歩は☗3四飛車で取れるのですが、☖3三銀と出られるのが、先手には嫌われて面白くない。」
こういう手筋の将棋を見られるのは嬉しい(^_-)-☆
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《最善手》
▶95目☗8五金。
ここは素直に金、銀交換がイイようです。
本譜は☗8四歩打ち。
難しい判断です。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶140手目☖3五桂打ち(下図)まで先手投了。
2筋の☗8七香のロケットが不発になって8筋の戦いに移ったことで先手が苦しくなった理由でしょうか。
それだけ、後手の指し回しがうまかった。
先手は悪手が少々多かったかな・・・(^_-)-☆
《評価》
悪手:先手5。後手1。
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
最後までお付き合いくださり有難うございました。