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さて、今回は、両者にとって決勝戦進出を賭けた大事な対局。佐々木八段には2期連続出場となって前期叶えられなかった優勝を叶えられるか、大きな勝負の対局となります。
両者の対戦成績は5対局して増田七段が4勝1敗。
佐々木八段は対局前のインタビューで「あと一つ勝ちたい。」と意気込みを語っていました。
私はいつもと変りなくTV観戦しながら佐々木井八段を応援し、kifu forwindowsにより棋譜を綴っています。
だって、昨期は佐々木八段は藤井八冠に決勝で敗退していますから、是非とも優勝してタイトルを持ってほしいですねぇ。
放送日時:2024年3月3日10時30分
先 手:佐々木勇気八段
後 手:増田康宏七段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦 型:角換わり早繰り銀。
解 説:三枚堂達也七段
【略歴】
名 前 佐々木 勇気
生年月日 1994年8月5日(29歳)
プロ入り年月日 2010年10月1日(16歳)
棋士番号 280
出身地 埼玉県三郷市
師匠 石田和雄九段
竜王戦 2組(1組:2期)
順位戦 A級(A級:1期)
今年度成績 24勝17敗(0.5853)
名 前 増田康宏
生年月日 1997年11月4日(26歳)
プロ入り年月日 2014年10月1日(16歳)
棋士番号 297
出身地 東京都昭島市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 森下卓九段
竜王戦 2組
順位戦 B級1組
今年度成績 18勝16敗(0.5294)
▶21手目☗4六銀。
解説:三枚堂七段は「先手『角換り早繰り銀』で攻める方針のようです。
▶82手目8七飛成
後手は☖8一飛や☖7二飛では逃げていたのでは勝負にならないと見て、飛車を.切って金を入手する策に出ました。
【次の一手】
▶94手目☖7三同金まで。先手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
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《最善手》
▶95手目☗2三歩打ち。
解説者・三枚堂七段も☗2三歩打ちは候補としてこの局面以前にも挙げていましたが、迷いますね。
本譜は☗8五桂打ちでした。
この桂が☖7三金に当たっているところ.が後になって大きく働きます。
AIの分析では形勢は先手勝勢。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶105手目☗7三桂成(下図)まで後手投了。
佐々木八段が増田七段を破って決勝進出を果たしました。
質ゴマになっている7三金を☗7三桂成で先手は入手し、☗2三金で《一手詰み》。
95手目の局j面(下図参照)で後手から8五歩を打たれないように8五に打った桂が生かされました。
7三金取りに当たっている☗8五桂が最後になって、この質ゴマの金を取って☗2三金の詰みを作り出しています。
《味のある手筋》で.した、
では、もう一方のヤマでは藤井NHK杯と羽生九段の対局が決まっています。
さて、どちらが決勝戦へ出場するのでしょうか。楽しみです(^^♪
▶105手目7三桂成。
▶95手目85桂打ち。
《評価》
悪手:先手1。後手3。
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
最後までお付き合いくださり有難うございました。