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今回はNHK杯将棋トーナメント2回戦第13局大橋貴洸七段と八代弥七段の対局をご案内します。
きょうの対局のお二人は、これまで2局対戦して、
大橋七段2勝。八代七段0勝。
大橋七段は、藤井七冠とプロ入りが同期生なので、おいらは注目してまいりました。
両者ともに居飛車党ですから、解説の石井七段も相掛かりや角換わりを予想していましたが・・・。
先手番・大橋七段は1回戦で門倉六段に勝利しての2回戦進出です。
一方、八代七段は渡辺七段を倒しての2回戦登場です。
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放送日時:2024年11月3日10時30分
先 手:大橋貴洸七段
後 手:八代弥七段
手合い:平手
場 所:NHK放送センター
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦 型:相矢倉
解 説:石井健太郎七段
本戦出場棋士:50名
シード棋士:31名。
予選通過者18名。
女流棋士1名。
第73回予選トーナメント(今期)からご案内します。
今期のNHK杯将棋トーナメントは次の出場棋士50名の戦いになります。
【略歴】
(敬称 略)
名 前 大橋 貴洸(おおはし たかひろ)
生年月日 1992年9月22日(32歳)
プロ入り年月日 2016年10月1日(24歳)
棋士番号 308
出身地 和歌山県新宮市
所 属 日本将棋連盟(関西)
師 匠 所司和晴七段
竜王戦 3組
順位戦 B級1組
今年度成績 8勝9敗(0.4705)
名 前 八代 弥(やしろ わたる)
生年月日 1994年3月3日(30歳)
プロ入り年月日 2012年4月1日(18歳)
棋士番号 287
出身地 静岡県賀茂郡
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 青野照市九段
竜王戦 2組(1組:2期)
順位戦 C級2組
今年度成績 14勝5敗(0.7368)
▶初手☗7六歩
先手は☗2六歩ではなく、初手は☗7六歩と角道を開けました。
なにやら、この一局にかける強い思いを感じます(^_-)-☆
▶27☗6六銀。
これは、後手に「飛車先の歩はどおぞお切りください。」という、レベルが高いプロ棋士ならの一手。
初心者はマネしない方がよろしいかと思います。
▶41手目☗5六銀。
先手の目指す中央を厚くしながら6四角をいじめる狙いでしょう。
解説の石井七段は、「4七金といい、守りの金銀が玉から離れて心配。」
▶42手目☖4二金右。
これで、後手玉の守りが一層固まった。
終盤にもつれても勝負ができる。終盤に強い先手大橋七段を意識した一手(解説石井七段)。
何処でもアイスコーヒー。
♬Moonriver~by村治佳織
◩四季の花
左から〈アジサイー十二単(じゅうにひとえ)〉、〈カルミア〉。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
ポチっと応援していただけたら励みになります。
↓ ↓ ↓
◩ゾウの花子
於て:吉祥寺駅前
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《味のある手筋》
▶42手目☖4二金右。
後手は5ニにいた金を4二へ移動し、玉の守りを固めた手堅い一手と言えるでしょう。
それも、終盤に強い先手大橋七段を意識しての備えです。
【棋譜】
下図の矢印で、棋譜に沿って一手ごと駒が進みます。
最終局面136手目☖5四銀を見て、先手は投了しました(下図)。
後手の《慎重さ》が際立っての勝利ではないでしょうか。
王手すらかけられなかった先手は完敗でしょう。
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女流二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。