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今回からは、ベスト4争いになります。
小さい頃から将棋を指していた同じ年の両者ですが、プロ入りは藤井NHK杯が4年早い。
ただ、手の打ちもよくわかっているかと思われますので、どんな戦いが見られるか楽しみです。
また、両者は2月4日、富山県魚津市で開催された棋王戦五番勝負第1局でも戦っていて、初戦は藤井棋王が勝利しています。
放送日時:2024年2月4日10時30分
後手:伊藤匠七段
手合い:平手
持ち時間:10分。使い切ったら、1分単位で10回の考慮時間がある。
戦型:角換わり腰掛銀
解説:佐々木勇気八段
【略歴】
名 前 藤井 聡太(ふじい そうた)
生年月日 2002年7月19日(21歳)
プロ入り年月日 2016年10月1日(14歳)
棋士番号 307
出身地 愛知県瀬戸市
所 属 日本将棋連盟(関西)
師 匠 杉本昌隆八段
保持タイトル 八冠ー竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖
竜王戦 第36期竜王(1組以上:3期)
順位戦 第81期名人(A級以上:2期)
藤井聡太の棋士成績
今年度成績 40勝6敗(0.8695)
名 前 伊藤 匠(いとう たくみ)
生年月日 2002年10月10日(21歳)
プロ入り年月日 2020年10月1日(17歳)
棋士番号 324
出身地 東京都世田谷区
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 宮田利男八段
竜王戦 1組(1組:1期)
順位戦 C級1組
今年度成績 43勝14敗(0.7543)
▶10手目☖7七角成。
後手からの角交換で始まりました。
▶45手目☗5五銀左
守りの銀の筈が攻めで進出してきました。フツーは考えられない手ですが、藤井NHK杯の自由度でしょうか。
こういう手が相手には惑わせることにつながるのではないでしょうか。
考え過ぎて翻弄されているのるかもしれません。
《味のある手筋》と言ってもいいかもしれません。
▶47手目26角打ち。
6四を狙った角打ちですが、この角打ちが終盤☗5三金打ちに反映される。
▶89手目☗5三金打ち。
8六角の支えで☗5三金打ちが成立し、後手玉を攻める。
【次の一手】
▶77手目☗4九歩打ちまで。後手番。
次で、AI(水匠2)による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段(当時五段)~「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表)の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
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《最善手》
▶78手目☖4八角成。
角を捨てて金を入手。終盤の寄せで金があったらと言う局面に。
本譜は☖6五桂打ち。
なかなか気づかない手でありますが、《と金づくり》で先手の守りの駒を崩す
巧い一手で、《味のある手筋》ではないでしょうか。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸`)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(。・ω・。)ノ♡
【投了図】
▶93手目☗5九玉(下図)まで後手投了。
藤井NHK杯は持ち時間を2分残す余裕の勝利でベスト4進出です。
《評価》
悪手:先手0。後手2。
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
“初段を目指して”
「指す将」にとって、目標は【初段】でしょう。
達成するには、次の3点が重要と<将棋フォーカス>山口恵梨子女二段は言う。
①とにかく実践を積む。
②実戦・3手詰を確実に。
③同じミスをしない。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ~って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
はてなブックマークをお気軽にどおぞ(。・ω・。)ノ♡
最後までお付き合いくださり有難うございました。