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お越しくださいました。
今回は、NHK杯将棋トーナメント３回戦第１局から伊藤七段と稲葉八段の対局を棋譜を通してご案内します。
今回からベスト１６の戦いが始まります。
伊藤七段は１１月１０日小樽市で開催された竜王戦７番勝負第４局に藤井竜王に挑戦し、残念ながら４連敗でタイトル奪取とはならなかったのですが、実力はみなさんご承知の通りです。
放送日時：２０２３年１１月１９日１０時３０分
先手：伊藤匠七段
後手：稲葉陽八段
手合い：平手
持ち時間：１０分。使い切ったら、１分単位で１０回の考慮時間がある。
戦型：相掛かり
【略歴】
名前 伊藤匠
生年月日 2002年10月10日（21歳）
プロ入り年月日 2020年10月1日（17歳）
棋士番号 324
出身地 東京都世田谷区
所属 日本将棋連盟（関東）
師匠 宮田利男八段
竜王戦 5組
順位戦 C級1組
今年度成績 30勝10敗(0.7500)
名前 稲葉陽
生年月日 1988年8月8日（35歳）
プロ入り年月日 2008年4月1日(19歳)
棋士番号 269
出身地 兵庫県西宮市
所属 日本将棋連盟（関西）
師竜王戦 1組（1組：7期）
順位戦 A級（Ａ級：7期）
今年度成績 10勝10敗(0.5000)
▶１８手目☖７三銀
２筋の歩を交換し、☗７四飛に☖７三銀と飛車取りに出た局面。
先手は一歩得をしました。横歩取りと思える戦型です。
▶３９手目☗３五銀
☖７五歩に先手は放置し、☗３五銀とぶつけてきました。☗２四歩打ちが見えてますから、後手は放置するわけにはいかないでしょう。
▶４４手目７五銀
☖７五銀と出た局面。銀が五段目に出られたら「棒銀」の攻めは成功と言われているので、後手の８筋は破られそうです。
【次の一手】
▶４４手目☖７五銀まで。先手番。
次で、AI（水匠２）による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな対応策が浮かびますか。
◩佐々木勇気八段（当時五段）～「日進月歩」
将棋の森(女流三段高橋和代表）の大会で私が優勝した際に授与された記念品。
プロフィールで居飛車党の佐々木勇気八段を押している理由はここにあります。
◩NHK杯将棋トーナメント優勝回数ランキング
１１回優勝の羽生善治九段がトップです。さすがレジェントです。大山康晴永世名人、加藤一二三九段を抜いてます。
私が好きだった「小太刀の名手」と呼ばれた丸田九段は３回ですね。
この日、優勝回数の棋士名を当てるクイズが将棋フォーカスで行われました。
ポチっと応援していただけたら励みになります。
《最善手》
▶４５手目☗５八玉。
本譜も☗５八玉でした。
未熟な小生では本譜の５八玉はわからなかったですね。
棒銀対策の勉強になる手筋でしょうね。私には《味のある手筋》に映ります。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸｀)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(｡･ω･｡)ﾉ♡
【投了図】
▶９３手目☗７四飛打ちまで後手投了。
伊藤七段が稲葉八段を破り、ベスト８一番乗りです。
悪手は双方ともに１個。楽しませていただいた熱戦でした。
《評価》
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ～って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。
