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お越しくださいました。
今朝は久しぶりの「お湿り」。雨が降ってます。
今回は、段位別九段戦からNHK杯将棋トーナメント２回戦では郷田真隆九段を破った実力派・佐藤九段と「さばきのアーティスト」と呼ばれている大好きな振り飛車党・久保九段の対局をご案内したいと思います。
略歴でご紹介している弟子の久保祥子女流２級は久保九段のお嬢さんです。
１０月に女流棋士になりました。
開始日時 2023-11-09 10:00:00
棋 戦 第９期叡王戦 段位別予選九段戦
先 手 久保利明 九段
後 手 佐藤天彦 九段
手合割 平手
場 所 東京・将棋会館
時 間 １時間
消費時間 272▲60△60
戦 型 三間飛車
◩略歴
名 前 佐藤天彦
生年月日 1988年1月16日（35歳）
プロ入り年月日 2006年10月1日（18歳）
棋士番号 263
出身地 福岡県福岡市
所 属 日本将棋連盟（関東）
師 匠 中田功八段
竜王戦 1組（1組：9期）
順位戦 A級（A級以上：9期)
今年度成績 7勝8敗(0.4666)
名 前 久保利明
生年月日 1975年8月27日（48歳）
プロ入り年月日 1993年4月1日（17歳）
棋士番号 207
出身地 兵庫県加古川市
所 属 日本将棋連盟
（関東[-2006年3月]
→関西[2006年4月-]）
師 匠 淡路仁茂九段
弟 子 榊菜吟、久保翔子
竜王戦 1組（1組：14期）
順位戦 B級2組（A級：13期）
今年度成績 6勝9敗(0.4000)
では、棋譜を通して、後に挙げる【次の一手】を皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。
▶３０手目☖６四歩
先手は８六角が☗３一角成で８二飛車の素抜きを狙っています。
仮に、
このとおりに指し手が進めば、先手は銀得で角と飛車の交換で「将棋は終わる」のではないでしょうか。
なので、後手は☖６四歩と突き出して防ぎました。
これは《味のある手筋》と言えるでしょう。
▶５１手目☖８五桂
先手は☗８五桂と跳ねましたが、これはタダですよ。
さて、先手の思惑は？？？
▶７０手目☖３五歩
後手は、６四角と２四桂の連携で玉のコビン（３七）を狙っています。
後手持ち駒にに桂があれば、☖３六桂打ちが鋭い一手になるでしょうが、桂がないので歩を突き出して次に☖３六桂と跳ねる狙い。
▶８３手目３七同桂
先手の３筋・３七桂ー玉のコビンが危うい。あなたの「次の一手」は？？？
私は☖３七歩打ちかな？思い切って取られそうな馬を切る☖３七馬。
【次の一手】
１４１手目☗９七角まで。後手番。
次で、AI（水匠２）による《最善手》を分析してもらいます。
あなたはどんな手が浮かびますか。
◩振り飛車党の核心・さばき
《最善手》
▶１４２手目☗８四角成。
本譜も同じく☗８四角成でした。
【棋譜】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ( *´艸｀)
※shogiplaygroundは便利な将棋サイトで、CSA形式で保存された棋譜でも上記将棋盤のとおり、一手一手駒が動いてくれて重宝しています(｡･ω･｡)ﾉ♡
【投了図】
▶２７２手目☖３三香打ちまで先手投了。
チョー長い手数で決着がつきました。お疲れ様です。
何と言っていいかわかりませんが、激戦と言っても間違いはないでしょう。私は見たことがありません。
ただ、AIの評価では＜悪手＞が双方に多過ぎではないかな。。なんでしょうか？
《評価》
お気軽にコメントをお寄せいただけたら嬉しく思います。
将棋は、お互いが公平に《一手》ごとに指す中で、相手の読みを外し、それを上回る手が浮かんだらヤッタ～って気分になりますよね(^^♪
駒音だけが響く中で、双方が「次の一手」を読む姿に無言の中でコミュニケーションが交わされる。
将棋を通して良きライバルになれたら嬉しいですね(^_-)-☆
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最後までお付き合いくださり有難うございました。
